坪庭の高塀目隠しフェンスのおすすめ

タカショーの樹脂フェンス、モクプラボード

人目を気にせず庭で大きな樹木を眺めながらコーヒーが飲みたい、というのが坪庭づくりの動機でした。庭に洗たく物を干すことが最優先だったら、また違う庭づくりになっていたと思います。動機はそのまま庭づくりの方向性となります。

東京の住宅街で庭コーヒーを楽しむには、隣地境界や道路との間に庭を囲う高い目隠し塀が必要です。ブロック塀、横板塀、柵、メッシュフェンスの設置のほか、植物で生垣を作る、窓にシェードを取り付けるといった方法がいくつか考えられました。道路は人通りの多い4m道路なので、完全に目隠しするならブロック塀がベストですが、デザイン性やメンテナンスの大変さやコストを検討し、タカショーの樹脂フェンス『モクプラボード メタルグリーン色』を選びました。

モクプラボードの材料価格をシュミレーションできるサイトもあり便利。http://proex.product.takasho.co.jp/shop/r/r230401/

モクプラボードメタルグリーンは家と街の色に馴染む

タカショーや外構業者の施工事例の中には、モクプラボードメタルグリーン色はあまり出てきません。事前に施工写真が確認できなかったのですが、メタルグリーン色にして正解でした。

樹脂フェンスには擬木模様や茶系色が多いですが、「塀やフェンスは地面と垂直に建てるのだから、側面に土色がくるのは不自然。塀やフェンスは緑色や青色のほうが自然」というのがわたしの意見です。アメリカンハウスのような白い横板塀でもよかったのですが、目隠し機能の高い塀や樹脂フェンスのジャンルでは適当な商品が見つけられませんでした。

おすすめのタカショーモクプラボードメタルグリーン色は、ブロック塀や家の基礎の灰色のコンクリートとも馴染みが良く、道路のアスファルトや、近隣のレンガ塀とも違和感がありません。ちょっと乳白がかったようなグレイッシュな彩度の低い緑色なので、まがまがしい派手さがなく、植物の緑色や空色とも自然に溶け込んでくれました。

タカショーモクプラボードメタルグリーン高さ1800mm。庭側にステンカラー色の支柱が見えます。

板塀の高さ180cmmでも人の視線は防ぎきれない

目隠し効果については、高さ1800mmの高塀横板フェンスを建てても防ぎきれるわけではありません。
家と道路の距離や、家と道路の地盤の高低差にもよりますが、建物の基礎の高さは普通40-50cmくらいなので、人が室内の窓際に立つと道路側からは胸から上が見えてしまいます。

また、うちは家の前に4m道路があり、家の掃き出し窓から道路までの距離は、高塀を挟んで180-200cmとかなり近いです。そのため窓際に立って外を見ると、高塀のすぐそばを歩く通行人の顔はわかりませんが、塀から離れて歩いている通行人とは目が合います。

もちろん庭に降りてしまえば、通行人と同じ目線の高さとなり、顔は合わせにくくなりますが、横板塀には板と板に数センチの隙間があります。その隙間が通行人の目線と同じ高さになると塀の中がよく見えます。板の間がたった10mmでも、道路側から庭の中で誰が何をしているか判別できるほどです。

1800mmの高塀フェンスを建ててみて実感した人の見え方

180cmの高塀横板フェンスを建てた結果実感した通行人の見え方

道路と家の境界に地植えの庭をつくり目隠しに

このように高さ1800mmの高塀横板フェンスを建てても完全に人目を遮ることはできませんが、横板フェンスにはデザイン性の良さと風通しの良さを両立できるメリットがあります。目隠しが足りない分は、庭の樹木で目隠し可能なので、道路と家の境界に地植えの庭をつくれば、植えた樹木の目隠し効果に期待できそうです。
横板塀はメッシュフェンスよりも目隠し効果が高いので、生垣のように植物を密集させる必要はなく、自分が鑑賞したい好みに合う植木を選んで植栽できるのもメリットです。

塀やフェンスの高さよりも成長が見込める樹木を地植えすることで、数年後には道路からの視線を気にせずコーヒーが飲めるようになるはずです。道路沿いの庭は、たとえ小さい坪庭でも地植えの庭にしてよかった、と思っています。


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